FastReportのテキスト オブジェクトにHTMLタグを使う方法



FastReportのテキスト オブジェクトは、HTMLタグを使うことができます。

その使い方について解説しました。

こんにちは。ドリームハイブの山本です。
本日もFastReportの情報をお届けします。

本日は、テキストオブジェクトに使えるHTMLタグについてお話しします。

テキストオブジェクトを1個用意しまして、情報として、こんな感じのHTMLを入れてみました。

太字用のボールドタグ、イタリックタグ、そして、ボールドとイタリックを混ぜたタグですね。
きちんと入れ子になっています。

そして、SUP、スーパースクリプトとかっていうやつですね。

上付き文字とか、サブスクリプト、下付き文字とか、
フォントのカラーを指定するようなやり方、レッドっていう固定の値を入れることもできますし、
ダブルクオートで値を囲ったシャープでRGBを2桁ずつで指定する方法、こういったものも使えます。

これでOKを押すと、まず単純に、打っただけだと何の表示もされません。

しかし、ここで右クリックして、「HTMLタグを許可」というのをチェック入れると、きちんとHTMLの情報が反映されたことがわかると思います。

このように使える、今お見せしたHTMLタグというのが、使えるHTMLタグすべてなんですけれども、ちょっとした、この上付き、下付き、太字、イタリックといった、そしてさらに、色を付ける、っていう程度であれば、非常にシンプルなタグですが、使えるということがわかっていただけるのではないでしょうか。

特に、帳票なんかを作る場合には、一部分だけ赤文字にしたいとかっていうのがよくあると思います。

表の中に、色を入れることができる、1つ1つのテキストオブジェクトはバラバラだ、とかっていうんだったら、そのテキストオブジェクトそのものに色を付ければいいんですけれども、こういったプログラムで後から調整しようかな、とか、一部分だけHTML使いたいな、という場合なんかには、この機能が有用だと言えますね。

あとは、ここには載っていないんですけれども、NoWrapっていうHTMLタグも使えます。

このHTMLタグを有効か、有効じゃないか、というのは、今右クリックから設定しましたが、実際、左側のプロパティでオブジェクトインスペクタのAllowHTMLTagsプロパティをFalseにしてあげれば、先程のとおり、テキストが元に戻るというような、こういう動きに変わりますので、プログラムで制御する場合には、今のプロパティを変更すれば良い、ということを知っておけば良いでしょう。

本日は、以上です。