FastReportのバンド機能の概要



FastReportにおけるバンド機能は、出力するページの特定の場所で、それらに含まれるオブジェクトを配置するために利用されるものです。

その概要について解説しました。

こんにちは。ドリームハイブの山本です。
本日もFastReportの情報をお届けします。

本日は、FastReportの持つバンド機能についてお伝えします。

バンドというのは、出力ページ上の特定の場所で、
内部に含まれるオブジェクトを配置するために利用されるものです。

左側のツールバーの中に、この「バンドの挿入」という中にあるメニューから選択して挿入することができます。

例えばレポートのタイトル、そしてレポートのヘッダー、同じくページのフッターを配置することによって、これらが印刷した時の場所に適切に配置されることになります。

中身が無いと何も表示されないので、プレビューを押してもちょっと中身がわからないんですけれども、わかるようにするため、いくつかオブジェクトを配置してみましょう。

では、レポートタイトルとか、縦の高さは自由に設定できますので、ちょっと広めにとっておいて、テキストボックスを配置してみます。テキストオブジェクトですね。失礼しました。

ここで、まずトップページにハローと入れてみます。

続いて、ページヘッダーには、ヘッダーであることをわかるような情報を入れておきましょう。

中に入れるのは、システム変数のDateを挿入し、日付が表示できるようにしてみます。

そして、ページフッターには、フッターと言えばページの番号でしょうか。
中にPage#という現在のページ番号を表示させるようにして、OKを押しておきます。

若干、大きさが足りなかったようなので、ページヘッダーを少し広げておきます。

内部に配置されたオブジェクトというのは、Date、Page#、あと、タイトルですね。

この状態でプレビューを押してみると、このようにタイトルというのは1番上に表示され、日付はページのヘッダーに表示され、そしてページの番号が表示されるのはページのフッターに配置されたことがわかりますね。

このようにレポートを実行した際に、完成したレポート内のオブジェクト、配置したレポート内のオブジェクトがページ上の適切な場所に出力されていることが確認できれば、このレポートタイトルや、フッターといった、各バンドというのが、どういう役割をするのかがわかるのではないでしょうか。

これを使うことで、この他のオブジェクトの配置をするためのバンドを利用することによって、さまざまなドキュメントを設定することができます。

また、垂直バンドのようなバンドもありますので、今後ご紹介できればと思います。

本日は、以上です。