FastReportのデータバンドについて



データバンドとは、FastReportのバンドの中で、データベースが持つテーブルやクエリの結果を表示する機能を持つバンドのことです。

この動画ではデータバンドの概要について解説しました。

こんにちは。ドリームハイブの山本です。
本日もFastReportの情報をお届けします。

本日は、データバンドについてお伝えしたいと思います。

FastReportには、バンドオブジェクトというのが複数あるというお話をしたんですが、データバンドというのは、その中でもデータベースのテーブルとか、クエリーした結果ですね、こういうデータセットからデータを出力するということができる、そんなバンドです。

データとかクエリーの結果というのは、必ず列で構成された最終的な行ですね、つまり、カラムの集まりのレコードの集合体というふうにとらえることができます。

これらのデータを扱うためには、通常のテキストオブジェクトなどを使ってもできるんですけれども、もっとループさせてというか、テーブル全体とかっていうのをまとめて取り出す場合には、データ専用のバンドを使うと早いんですね。

そのデータ専用のバンドというのが、ツールボタンの中にあるバンド挿入の中、この中に、データベースのアイコンが付いている、このバンドを使っていくと早いんですが、このデータベースのアイコンが付いている部分のバンドのことをデータバンドと呼びます。

そして、主に使うデータ、通常であればジョインしたりとかして最終的なテーブルを作るという方法もありますし、マスターデータとサブデータですね、詳細データですね。

こういったものを組み合わせる場合も多いと思うんですが、そのためにFastReportでは、マスターデータからデータ第6レベルというところまで、6種類のグルーピングができるようになっています。

配置は、普通のバンドと一緒です。

マスターデータをクリックして配置するのですが、この時に1回聞かれるのがデータセットです。

今、このレポートには、データベースと接続したデータセットが1個も割り当てられていないので、実際に割り当て自体を行おうとしても、このバンドに対して割り当てをしようと思ってもできないんですが、データセットが予めFastReport側に登録されていれば、この中から何のデータベースに接続するのかっていう、どのデータセットに割り当てるっていうのが選択できるようになります。

今回は、このままOKを押しておきます。

何も登録されていないので、表示もされないですが、他のデータバンドも同じようにマスター、詳細というふうにDetailというふうにやると、どのデータセットを表示するのかっていうのが簡単に表示できるという、こういう構成なんですね。

このようなデータバンドが全部で6項目あるということがわかっていただければ、これから、データベースと接続して、どのように表示していくのかというのをお見せすることができるかと思います。

まずは、概念としてデータバンドというものがあるということをここではご理解いただければと思います。

以上です。