FastReportでデータベースの情報を利用するレポートを作成する際に、データソースやフィールドを別の名前で扱うエイリアス機能について解説しました。
こんにちは。ドリームハイブの山本です。
本日は、FastReportのレポートで、フィールド名をカスタマイズできるエイリアス機能についてお伝えします。
今、このフォームでは、CustomerTableを読み込んでいるのですけれども、これが割り当てられたfrxDBDataSet、このコンポーネントをダブルクリックすると、フィールドのエイリアスというのが編集できるような一覧が表示されます。
この左側のユーザー名と書いてあるところがユーザー定義ができるところなんですが、この元の名前はCUST_NOなんですが、これをわかりやすく「顧客番号」とかというふうに名前を変えてOKしてあげると、これがfrxReportのレポートデザイナを開いた時に、データツリーの中に出てくる一覧の中にも顧客番号という名前が使われるようになりますし、キャプションを作成してドラッグして出す時の自動で作られるキャプションの部分も顧客番号に変わります。
さらに、フィールド名の一覧をドロップダウンする時、式タグの中にも同じように顧客番号という名前が使えます。
FastReportでは、レポートのデータを外部に保存することができます。
このfr3というファイルを外部に出した時、ユーザーに編集してもらう時、この時にこのフィールド名をなるべく顧客がわかりやすいような状態にしておくことで、メンテナンス性を上げたりすることができるということですね。
作られるレポートの品質に差があるわけではないんですけれども、メンテナンス性を向上させるという意味で、このエイリアス機能を使うと良いと思います。
本日は、以上です。