FastReportが持つ特徴について、全体の概要をまとめてお伝えします。
こんにちは。ドリームハイブの山本です。
本日もFastReportの情報をお送りいたします。
本日は、FastReportとは、という概要的なものをお話しいたします。
FastReportというのは、Unicodeをサポートし、バイナリへの埋め込みが可能な多機能なレポーティング・ソリューションです。
主な特徴としては、CodeGear RAD Studio 2009から現在のEmbarcadero RAD Studio 10 Seattle、これは、DelphiやC++Builder両方をサポートするような製品となっています。
もちろん、Unicodeをサポートしております。
そして、競合製品に比べて安いというのが特徴ですね。
また、Delphiの実行用バイナリにライブラリごと埋め込むことが可能です。
レポートについて、埋め込みする方法と、外部ファイル参照形式でもデザインしたレポートを利用することが可能です。
バンドによるレポート構成なので、Quick ReportやRave Reportから移行しやすいという特徴もあります。
そして、珍しい縦型バンドもあります。
テキスト、画像、線・図形はもちろんのこと、チャート、バーコード、クロステーブル、OLEオブジェクト、リッチテキストなど、さまざまなオブジェクトが利用可能です。
ランタイムデザイナを搭載していますし、しかも、ロイヤリティフリーで利用することが可能です。
レポート内にデータセットとして、ADOやDBX、IBX、FIB、こういったものを組み込み可能です。
そして、Scriptに対応しています。
このScriptは、PascalScript、C++Script、BasicScript、JScriptといった4つの言語に対応しています。
プリンタ以外にも出力が可能で、PDFやRTF(リッチテキストファイル)、XLS(エクセル)であったり、HTML、また、画像フォーマットであるJPGやBMP、GIF、TIFF、さらにTXT(テキスト)やCSV、そして、ODF(オープンドキュメントフォーマット)、こういったものにも対応しています。
親レポートから継承したレポートを作成することが可能です。
クロスタブタイプやドリルダウンタイプのレポートの作成を行うことも可能です。
これから、このような特徴を掘り下げて見ていきたいと思います。