複数列あるラベルなどへ印刷する場合、データの繰り返し方向が横にも発生します。
このようなレポートをFastReportで作る方法について解説しました。
こんにちは。
ドリームハイブの山本です。
本日は、FastReportを使ったラベル印刷の方法についてお伝えします。
まず、このプロジェクトは、FastReportのデザインを開いて、もうデータベースを接続したというような状態になっています。
ここで、データを通常どおりマスターデータを利用して割り当てたデータセットを選択し、ここにラベル印刷などでキャプション作成にチェックを入れた状態で、SPECIES_NO、種族のナンバーや、COMMON_NAME、名前、体長とかですね、ここら辺をドラッグしてみます。
そうすると、全部にちょっと枠がついちゃってる状態でいるんですが、これを徐々にばらしていき、こんな感じですかね。
ちょっとわかりやすいように、こんな感じで設定をしました。
この状態でプレビューをしてみると、一応データとしては、この4つの項目が画面上に表示されたというのがページに作られていることがわかります。
しかし、ラベル印刷をするにしては、右側の余白が大き過ぎます。
無駄ってことですね。
で、この右側を有効活用するためにはどうすればいいかというお話をいたします。
一旦閉じて、この設定を行うには、ページ設定で、要は、2段組みにするという設定を行えばいいんですが、開いている余白をダブルクリックするか、ファイルメニューのページ設定を開いていただき、その他のオプションのところで、段組みの段数を2に設定しましょう。
今回の場合は、右側と左側に、それぞれ1列ずつ作ってみました。
真ん中にどれくらいの位置に表示するべきかっていうグレーの線が引かれていますので、これを、あたりを使って取ればいいと思います。
これで、プレビューを押してみると、必要なデータが順々に、1ページの下までいき、余った余白に対して、次の段落が設定されるというような動きになります。
このように、ラベルの印刷などを使う場合でも、非常に簡単に段数を設定することによって、ラベル印刷用のデータを作ることが簡単にできるということがわかっていただけたのではないかと思います。
本日は、以上です。